
葉酸は妊活に必要不可欠な栄養素!胎児の成長に関わる葉酸のその効果とは?
女性が妊娠を考えたとき、一番気になるのが自身の健康状態だと思います。
- 妊娠しやすい身体づくりって?
- 胎児に必要な栄養素ってなんだろ?
妊活を始めるときに赤ちゃんが授かりやすく育ちやすい身体づくりができているのか心配になりますよね。妊娠に必要な栄養素の一つとしてとても大事なのが葉酸です。
細胞作りやDNAを合成する大切な役割を担う葉酸は、赤ちゃんの育成に重要な成分なのです。
そこで、今回は赤ちゃんを授かるための妊活に大切な葉酸について詳しくご紹介します。
葉酸の摂取は妊活の第一歩!
葉酸は美しさを保つためにも必要な成分の一つですが、
妊活に必要な栄養素として厚生労働省に推奨されている成分でもあります。
葉酸とは
葉酸は水溶性のビタミンB群の一つです。
ホウレンソウの葉など、野菜の葉に含まれていることから葉酸と呼ばれています。
葉酸は血造ビタミンとも呼ばれ、身体の血流を良くする作用があるため貧血予防や、代謝を上げる効果も期待できます。また、細胞分裂のサポートや老廃物を排除する役割もあるため、美髪・美肌効果もあると言われています。
それだけでなく自律神経を整え、子宮がんの予防にもなりますので、妊活には欠かせない栄養素なのです。
葉酸は主に2種類!
葉酸は天然葉酸と合成葉酸に分類されます。
食事から摂取できる葉酸ですが、水に溶けやすく熱に弱いため、調理によって成分が失われてしまうことがあります。(葉酸:吸収率50%)
サプリメントから摂取できる葉酸で、天然葉酸と比較すると吸収力が高いため、厚生労働省が妊娠中の女性に摂取するほうが良いと推奨しているものです。(葉酸:吸収率85%)
通常は、合成より天然の方が身体に良さそうに感じますが、葉酸の場合は合成葉酸の方が吸収率が高く、サプリから積極的に摂取したほうが良いとされています。
天然葉酸の場合は葉酸量の50%程度を吸収することに対し、合成葉酸の場合は85%程度も吸収できるため、食事で摂取できない分をサプリで補う形が理想的です!
葉酸が含まれている食物
葉酸が含まれる食品は、ほうれん草やアスパラガス、ブロッコリーなどの緑黄色野菜やいちごやマンゴーなどの果物、またはレバーに含まれています。
葉酸の摂取目安
厚生労働省が推奨する葉酸の摂取量は1日あたり400μgとされています。
これを毎日の食事に置き換えると、ほうれん草2束、レバー300g、納豆7パックほどの量を食べなくてはなりません。
さらに妊娠3カ月までの間は1日あたり640μgの葉酸が必要とされ、妊娠前よりも多く摂取する必要があります。
このように、通常の食事では充分な葉酸を摂取することが難しいため、サプリメントの需要が高まっています。
妊娠前でもアルコールは控えましょう!
大量の飲酒は葉酸の吸収を妨げます。
せっかく摂取した成分がうまく役割を果たせなくなってしまいますので、妊活を始めたらできるだけ飲酒は控えましょう。
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葉酸を妊娠前・妊活中に摂取しておきたい理由
葉酸は胎児の成長の架け橋!
葉酸は赤ちゃんの細胞の育成を促し、発育を助けてくれる作用があります。
赤ちゃんの細胞が形成されていくのは受精してから2~3週間と言われています。
そのため、妊娠がわかってから葉酸を摂取するよりも妊娠前から積極的に葉酸を摂取していたほうが必要な時に充分な栄養分を胎児に行き渡せることができるということです。
また、葉酸不足が原因で神経管閉鎖障害や先天性疾患のリスクが高まると言われています。
葉酸不足で引き起こす障害とは?
葉酸が不足していることが原因で起こる病気として、先天性の神経管閉鎖障害があげられます。
脳や脊髄が正常に機能しなくなる疾患で、大きく分けて二分脊椎症と無脳症があります。
どちらも妊娠初期に神経管が正常に作られないことによる先天性の疾患です。
胎児の生命に関わる重篤な病気でもあります。
神経管が作られるのは遅くても4~5週間頃ですので、妊娠前から葉酸サプリメントを摂取することで、発症リスクを70~80%減らせると言われています。
すべての先天性の疾患が防げるわけではありませんが、そうならない予防としても葉酸の摂取はとても大事になってきます。
また、葉酸には胎児の成長を保護してくれるだけでなく、女性のみなさんに嬉しい効果もたくさん期待できます。
葉酸がもたらす女性に嬉しい効果とは?
妊娠を意識したときに必要な葉酸ですが、妊娠しやすい身体作りだけでなく、女性には見逃せない嬉しい美容効果もたくさんあります!
貧血予防・冷え性改善・免疫力up
葉酸には造血作用があり、赤血球を増やし血流の促進効果も期待できます。
血流が良くなることで、心臓病や動脈硬化などの生活習慣病のリスクを下げることができます。
また、冷え性の改善や代謝が上がることで生理不順の改善や排卵痛などを軽減することができるので、妊娠しやすい身体づくりができます。
子宮頸がんの予防
葉酸は粘膜を強くする働きがあり、子宮頸がんの予防にも効果があると言われています。
老廃物の排出・新陳代謝up
血流が良くなることで新陳代謝が上がり皮膚の再生力が高まり美髪・美肌効果が期待できます。
さらに、葉酸は肌の老廃物を排出し、肌荒れを改善してくれるだけでなく、便秘解消効果も期待できます。
自律神経・ホルモンバランスを整える
上記のような葉酸の働きにより、臓器の働きが活発になり、自律神経の働きが正常化され、ホルモンバランスが整えられます。
ホルモンバランスの乱れを改善することで卵巣機能が活性化し妊娠に必要なエストロゲンの分泌量が増加しますので、妊娠しやすい身体に。さらに、妊娠期特有のイライラを抑えることもできます。
葉酸の効果一覧
- 貧血予防
- 冷え性改善
- 免疫力up
- 子宮頸がんの予防
- 老廃物の排出
- 新陳代謝up
- 自律神経を整える
- ホルモンバランスを整える
葉酸は妊活にもっとも大事な栄養素のまとめ!
葉酸は妊娠の効果を高めるだけでなく、赤ちゃんやママの健康も後押ししてくれる大切な栄養素です。
- DNAの育成を安定させる
- 先天性の障害を招くリスクを下げる
- 自律神経を整える
- 子宮内膜を強くする
- 生理不順の改善
上記のほかにも美容・健康の維持に働きかけてくれる成分ですので、妊活を始める第一歩として葉酸をしっかり摂取することをおすすめします。
また、欧米では妊娠する女性に葉酸の摂取を働きかけたことで、神経管閉鎖障害を劇的に減少することに成功しているようです。
元気で健康な赤ちゃんを授かるために!健康な母体で出産に臨むために!
葉酸に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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